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Coffee Break ちょっと一息(その4)

工場の次に旨いビールを提供するために…

暑くなってくると、キンキンに冷えた生ビールって旨いっすよね!

缶や瓶などで販売されるビールと異なり、生ビールは工場で生産されたあと生ビール用の樽に詰めて、それぞれの飲食店に運ばれてきます。 飲食店では、届いた樽をビールサーバーを使ってお客様に提供するのですが、このビールサーバーには、2種類あります。

一つは、瞬間冷蔵と呼ばれるもので、樽からサーバー口までの間に、長めの冷却用の管を通すことで、急激に冷やしグラスに注ぐタイプです。

このタイプだと、どんな状態で届いたビールも、すぐに冷えた状態でお客様に提供できるのですが、樽自体は常温ですから、樽内のビールは常に発酵し続けるため、1日から2日でビールの味が変わってしまいます。

もう一つは、樽自体をキンキンに冷やし、そのままグラスに注ぐものです。

このタイプでは、樽自体をキンキンに冷やさないといけないことから、通常は、飲食店に常温の状態で届いてから12時間以上冷蔵庫などで冷やし続ける必要があります。その代わり、お店に届いてからは、冷たい状態をキープされますので、発酵がゆっくりと進みますので、4日から5日は、旨い状態を保つことができます。

GENTSでは、少しでも工場で生産した状況に近い状態でお客様に提供するため、酒屋さんにお願いして、工場から届いた時点から冷やし続けている樽を届けてもらっています。そして届いた生ビールの樽をすぐに店内のビールサーバーで冷やし続けています。そして、店内で12時間以上冷やし、安定した状態で、3日以内のものをご提供できるようにしています。

また、樽とサーバーを繋いだとたん、樽から注ぎ口まで一気にビールが送られます。そのため樽と注ぎ口の間にある管にも常時ビールが入っています。そのため販売終了後には、この管内のビールを抜き、管を洗浄しないと翌日の販売時には、最初に発酵の進んだビールが出てしまいます。このことは、生ビールを販売している飲食店では、常識なんですが、時に洗浄を怠っている店があり、少し臭い感じを受けたことはありませんか?

GENTSのMasaoさんとKeiji君は、無類のビール好きです。そのため、ビールを運ぶ管だけでなく、ビールが通過するすべての部品の洗浄を毎日行っています。また提供時にも、次の1杯までの間に、時間がある場合、管内のビールはお客様に提供しないよう、別のグラスに取り出してから、新鮮なものだけを提供するよう心掛けています。

自分たちが好きだからこそ、お客様に旨いビールを提供したい。これは、GENTSのスタッフすべての願いです。